過蓋咬合(深い噛み合わせ)の矯正

過蓋咬合とは、上下の歯が咬み合ったときに、上の前歯が下の前歯を大きく覆ってしまう状態を指します。

見た目では気づかれにくいものの、放置すると顎関節や歯に負担がかかりやすくなることがあります。

名古屋市瑞穂区桜山にある瑞穂みやざわ矯正歯科・こども歯科では、日本矯正歯科学会認定医が精密な検査に基づいて診断を行い、お子さまから成人の方まで一人ひとりに合った治療方針をご提案しています。

当院の過蓋咬合矯正における特徴

日本矯正歯科学会認定医2名による精密な診断

過蓋咬合は、見た目の噛み合わせだけでなく、顎の骨格的なバランスや歯の生え方まで含めて総合的に評価する必要があります。

当院には日本矯正歯科学会認定医が2名常勤しており、複数の専門的な視点から診査・診断を行っています。

セファログラムや歯科用CT、口腔内スキャナーといった設備を用いて、上下の顎の位置関係や歯の傾き、噛み合わせの深さを数値として把握したうえで、患者様お一人おひとりに適した治療計画をご提案しています。

成長発育を活かした小児矯正から成人矯正まで一貫対応

過蓋咬合は、成長期のお子さまと骨格の成長が終わった大人の方とで、治療の考え方が大きく異なります。

当院では小児矯正(1期治療)、中高生の矯正治療、成人矯正まで幅広く対応しており、顎の成長を活かせる時期を逃さずに治療を開始できることが特徴です。

大人になってからの矯正治療は歯を動かすことが中心となり、歯への負担や治療期間が大きくなりやすい傾向があります。

当院では、成長期のお子さまについては顎の発育状況を見極めながら、適切なタイミングでの治療開始をご提案しています。

過蓋咬合とは何か

過蓋咬合とは、上下の歯を咬み合わせたときに、上の前歯が下の前歯を覆う量が通常より大きい状態をいいます。

一般的には、上の前歯が下の前歯の3分の1程度重なっている状態が良好な咬み合わせとされていますが、過蓋咬合ではその重なりが深く、場合によっては下の前歯がほとんど見えないほど覆われてしまうこともあります。

過蓋咬合には、歯の生え方によって起こる歯性のものと、上下の顎の骨格的なバランスの崩れによって起こる骨格性のものがあります。

歯性の場合は歯の位置や角度の調整が中心となりますが、骨格性の場合は顎の成長発育を踏まえた治療計画が必要になることがあります。

いずれのタイプであるかを見極めるためには、レントゲンやセファログラムによる精密な検査が欠かせません。

過蓋咬合の原因

過蓋咬合が起こる背景には、様々な要因が重なっていることが多く見られます。

口腔内の変化

乳歯の早期喪失、奥歯の欠損や咬耗による咬合高径の低下、歯ぎしり・食いしばりによる前歯の摩耗などで、過蓋咬合が生じたり悪化したりします。

骨格的な原因

下顔面の高さが短い、下顎が後方に位置するなど。

遺伝的な顔貌・顎の成長パターンも関係します。

多くの場合は上顎前突の方に起こります。

歯の位置や萌出の問題

前歯が伸びすぎている、奥歯の高さが不足している、下の前歯が内側へ倒れている、スピーの彎曲が強い、歯列が狭く前歯が混み合っている場合などです。

過蓋咬合を放置するリスク

過蓋咬合は見た目には気づきにくい症状ですが、放置するといくつかの影響が生じることがあります。

顎関節への影響

過蓋咬合を放置した場合、下顎が後方に押し込まれたような状態になり、顎関節に強い負担がかかることがあります。

これが長期間続くと、成人になってから顎関節症を引き起こす可能性も否定できません。

歯への影響

奥歯に過度な力が集中しやすくなり歯がすり減りやすくなったり、上の前歯の裏側の歯ぐきを傷つけてしまったりすることがあります。

噛み合わせが深い状態が続くことで、特定の歯にだけ強い力がかかり続け、将来的な歯の寿命にも影響する場合があります。

早期発見の重要性

成長期のお子さまでは「様子を見ているうちに進行してしまう」というケースも少なくありません。

症状が軽く見えても、成長発育を考慮した評価を受けておくことが大切です。

過蓋咬合の矯正方法

マウスピース型矯正装置

透明で目立ちにくいマウスピース型の矯正装置は、取り外しができるため食事や歯みがきの際の負担が少なく、金属アレルギーが心配な方にも選択しやすい治療法です。

ただし、前歯部の咬合が深いケースでは、マウスピース型矯正装置だけでは十分な改善が難しい場合が散見され、ワイヤー矯正との併用が必要になることが多いです。

装着時間の確保が難しい方も、効果が十分に得られないことがあるため注意が必要です。

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ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の向きや位置を細かくコントロールできることが特徴で、装置を外す心配がないため、お子さまの使用時間に左右されにくい点も強みです。

過蓋咬合のように前歯部の噛み合わせを大きく改善する必要があるケースでは、ワイヤー矯正のほうが適している場合が多く見られます。

当院では、症例に応じてあらゆる種類のワイヤー矯正装置に対応しています。

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費用の目安

治療方法や症例の複雑さによって費用は異なります。

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よくある質問

過蓋咬合は自分で気づくことができますか

過蓋咬合は見た目の変化がわかりにくく、ご自身やご家族だけで気づくことは難しい場合があります。

上の前歯で下の前歯がほとんど隠れてしまう、噛んだときに下の前歯が上の歯ぐきに強く当たるといった様子が見られる場合は、一度ご相談いただくことをおすすめします。

定期検診の際に見つかるケースも多くあります。

子どもの過蓋咬合はいつごろ治療を始めるのが良いですか

過蓋咬合は成長期に治療することで、顎の成長を利用しながら噛み合わせを改善できる可能性があります。

大人になってからの矯正では歯を動かすことが中心となり、歯への負担が大きくなりやすいため、気になる症状があれば早めに一度お口の中を拝見させていただくことをおすすめしています。

開始の目安は症例によって異なりますので、個別にご案内しています。

治療期間はどのくらいかかりますか

治療期間は過蓋咬合の程度や選択する治療法、成長期かどうかによって大きく異なります。

歯性の軽度なケースであれば比較的短期間で改善が見込める場合もありますが、骨格性で顎の成長を利用する治療の場合は数年単位となることもあります。

精密検査の結果をもとに、おおよその期間をご説明しています。

治療中の痛みや不快感はありますか

矯正装置を装着した直後や調整後には、歯が押されるような違和感や軽い痛みを感じることがあります。

個人差はありますが、多くの場合は数日から1週間程度で慣れていきます。

日常生活に支障が出るほどの強い痛みが続くことはまれですが、気になる症状がある場合は遠慮なくご相談ください。

マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらが向いていますか

過蓋咬合の程度やお口の状態によって適した治療法は異なります。

前歯部の噛み合わせが深いケースでは、ワイヤー矯正のほうが適していることが多い一方、症例によってはマウスピース型矯正装置での対応が可能な場合もあります。

当院では両方の治療法に対応しており、それぞれのメリット・デメリットをご説明したうえで、患者様に合った方法をご提案しています。

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