乳歯がなかなか抜けない、永久歯が変な位置から生えてきた、生え変わりの時期が周りと違う、といった歯並びに関するお悩みは、成長期のお子さまを持つ保護者の方によく見られます。
名古屋市瑞穂区桜山の瑞穂みやざわ矯正歯科・こども歯科では、レントゲン撮影による検査も交えながら、こうした生え変わりの経過をひとつひとつ確認し、お子さまに合った対応をご案内しています。
生え変わりには個人差があります
乳歯から永久歯への生え変わりの時期やスピードには、お子さまごとに個人差があります。
当院では、お口の中の診察に加え、必要に応じてレントゲン撮影を行い、乳歯の根の状態、永久歯の位置や向き、生えるためのスペースなどを確認したうえで対応をご案内しています。
乳歯がなかなか抜けない場合
永久歯が生える時期、乳歯のぐらつき、永久歯の位置などを確認します。
自然に抜ける可能性が高ければ経過をみますが、永久歯が生えるのを妨げていると判断した場合には、乳歯の抜歯を検討することがあります。
乳歯が予定の時期を過ぎても抜けない背景には、永久歯の生える向きや位置、乳歯の根が十分に吸収されていないことなど、いくつかの要因が考えられます。
レントゲンで永久歯の状態を確認したうえで、経過観察が適切か、抜歯が必要かを判断いたします。
歯が二重に生えてきた場合
乳歯が残ったまま、その内側や外側から永久歯が生えてくることがあります。
乳歯が十分にぐらついている場合には、自然に抜けるのを待つこともあります。
一方で、乳歯が抜ける見込みが少ない場合や、永久歯の生え方に影響する可能性がある場合には、抜歯をご提案します。
永久歯が内側から生えた場合でも、乳歯が抜けた後に舌の力などによって位置が改善することがあります。
ただし、歯が並ぶスペースが不足している場合など、改善しないケースもあるため、状態を確認しながら経過をみていきます。
永久歯がなかなか生えてこない場合
左右の同じ種類の歯と比べて生える時期が大幅に遅れている場合や、乳歯が抜けてから長期間生えてこない場合には、レントゲン撮影などで原因を確認します。
原因としては、生える時期の個人差、永久歯の位置や向きの問題、歯が生えるスペースの不足、過剰歯による妨げ、生まれつき永久歯が存在しない先天性欠如歯などが考えられます。
検査結果に応じて、経過観察、乳歯や過剰歯の抜歯、矯正治療のご相談、必要に応じた医療機関へのご紹介などを行います。
なお、生まれつき永久歯が本数どおりに存在しない先天性欠如歯は、決して珍しいものではありません。
当院の院長自身も、子どもの頃に永久歯が5本足りない先天性欠如歯があり、矯正治療を受けた経験があります。
歯並びの土台となる永久歯の本数や状態を確認したうえで、お子さまに合った方針をご提案いたします。
むし歯による乳歯の早期喪失と歯並びへの影響
歯並びは、遺伝だけで決まるものではありません。
むし歯によって乳歯を早期に失ってしまうと、永久歯が生えてくるためのスペースが不足し、歯並びが乱れる原因になることがあります。
乳歯は、永久歯が正しい位置に生えるための大切なガイド役を担っています。
そのため、むし歯予防と定期検診によって乳歯をできるだけ健康に保つことが、将来の歯並びを整えるうえでも大切です。
口呼吸・舌癖と歯並びの関係
歯並びや噛み合わせには、口呼吸、舌の位置、お口周りの筋肉の使い方、飲み込み方、指しゃぶりといった日々の癖も大きく関係しています。
本来、舌は上あごの裏側について上あごの成長を裏から支えていますが、口呼吸が習慣化すると舌の位置が下がり、上あごが十分に育たず、出っ歯やガタガタの歯並びにつながることがあります。
当院では、歯並びの相談の際に、こうした口腔機能の状態もあわせて確認し、必要に応じて口腔筋機能療法(MFT)による改善もご案内しています。
矯正相談のタイミングについて
「子どもの歯並びが心配だけど、まだ小さいし様子を見てもよいか」というご相談を多くいただきます。
当院では、矯正相談を「治療を始めるための相談」ではなく、「今の状態を知るための相談」として来ていただければと考えています。
何も問題がなければ安心していただけますし、経過観察が必要な場合には適切なタイミングをご案内できます。
受け口やすれ違い咬合は5歳頃、ガタガタした歯並びや出っ歯は6歳頃に、前歯が生えそろったタイミングで一度お口の中を確認させていただくことをおすすめしています。
お子さまの成長を活かせる時期は限られているため、気になることがあれば、早めにお気軽にご相談ください。
歯並びがデコボコになる原因
歯が重なり合ったり、デコボコに並んだりする叢生は、最も多い原因が顎の大きさに対して歯が並ぶスペースが不足していることです。
乳歯から永久歯へ生え変わる時期には、永久歯の方が乳歯より大きいため、十分なスペースがないと歯がきれいに並びきれず、ガタガタに生えてしまうことがあります。
また、顎の成長不足、遺伝的な要因、口呼吸、指しゃぶりや舌の癖、頬杖などの日常的な習慣も歯並びに影響することがあります。
検査後にご案内する対応
検査の結果に応じて、当院では、次のような対応をご案内しています。
まだ経過をみてよい段階であれば、定期検診の中で成長を確認しながら見守ります。
永久歯の生えるスペースが不足していると判断した場合には、乳歯の抜歯をご提案することがあります。
歯並びや噛み合わせに影響が及ぶ可能性がある場合には、成長発育を活かした小児矯正(1期治療)についてご相談いただきます。
また、専門的な検査が必要な場合には、必要に応じて他の医療機関へのご紹介も行っています。
よくあるご質問
Q.乳歯の後ろから永久歯が生えてきましたが、様子をみてよいですか。
乳歯のぐらつきの程度によっては様子をみることもありますが、歯が並ぶスペースが不足している場合には抜歯が必要になることがあります。
一度お口の中を確認させてください。
Q.永久歯がなかなか生えてこず心配です。
生える時期には個人差がありますが、大幅に遅れている場合や左右差が大きい場合には、レントゲンで原因を確認することをおすすめします。
過剰歯や先天性欠如歯が関係していることもあります。
Q.歯並びが気になりますが、何歳から相談すればよいですか。
歯並びが気になった時点でのご相談をおすすめしています。
症状によって適した時期は異なりますが、目安として6歳から7歳頃、前歯が生えそろった頃に一度拝見させていただくことが多くなります。