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2026/09/30

春休み・夏休み・冬休みは歯科検診のチャンス!勉強や部活で忙しい中高生こそ受診したい理由

瑞穂区の歯ならび・こどものお口ノート / 45

忙しい中高生こそ、予定を決めてお口を確認。長期休みを、予防とセルフケアの見直しに活用しましょう。

当院の院長は宮澤平(歯学博士・日本矯正歯科学会 認定医)です。院長の経歴・資格を見る

01中高生の歯科検診は、なぜ長期休みに計画するとよいのですか?

春休み・夏休み・冬休みは、学校生活と調整しながらお口を確認する機会を作りやすいからです。ただし、痛みや腫れがある場合、次の長期休みまで待つ必要はありません。

中高生になると、勉強、部活、塾、行事が重なり、歯科の予定が後回しになることがあります。長期休みの予定を決める際に受診も候補に入れると、「時間が空いたら行こう」のまま先延ばしになることを防ぎやすくなります。休みの終わりより、予定が見えた段階で相談しておくと、その後の通院も考えやすくなります。

受診の目的は、むし歯を探すことだけではありません。歯ぐき、磨き残し、生え始めの歯、かみ合わせ、日常の飲食などを確認し、自分でお口を管理する方法を相談します。思春期には歯ぐきの状態にも注意が必要です。[1]

この記事では、忙しい本人と保護者が予定を組み立てやすいように、長期休みの使い方を整理します。決まった季節だけ受診すればよいという意味ではなく、お口の状態に応じて勧められた時期を基本に考えてください。

02学校の歯科健診で指摘されなければ、受診しなくても大丈夫ですか?

学校健診で指摘がなかったことだけで、その後のお口の健康を保証することはできません。気になる症状があるときや、ケアの確認が必要なときは歯科医院で相談しましょう。

学校などで行う集団健診は、限られた時間と環境の中で、受診が必要そうな問題を見つけるための機会です。一人ひとりの生活に合わせた予防相談や、必要な検査を含む診断とは役割が異なります。健診で何も言われなかったのに気になる、という相談でも構いません。[2]

健診票に記載があった場合は、自己判断で軽いものと扱わず、内容を持参してください。「要観察」と書かれている場合も、何を、どのくらいの間隔で見るかを確認すると分かりやすくなります。色だけではむし歯か判断しにくい変化もあるため、本人や家族で診断を決めないことが大切です。

一方、検診を受けた全員に治療が必要というわけではありません。現在は処置せず経過を見る場合もあります。治療の有無だけで受診の価値を判断せず、次までのケアや注意する変化が分かったかを大切にしてください。

03痛くない中高生でも、歯ぐきを見てもらう必要はありますか?

あります。歯ぐきの赤みや腫れ、歯みがき時の出血は、痛みがなくても確認したい変化です。出血した場所を避け続けるのではなく、状態に合う清掃方法を相談します。

思春期にはホルモンの変化も歯ぐきに影響しますが、それだけが理由ではありません。歯垢が残りやすい場所や、磨き方も合わせて確認します。「年頃だから仕方がない」と放置したり、「強く磨けば治る」と力を入れたりしないでください。日本小児歯科学会も中高生の歯肉炎と清掃について説明しています。[1]

本人には、歯ぐきのどこが気になるかを鏡などで一緒に確認し、毛先の当て方を具体的に教わる方法が役立ちます。清掃用具の種類を増やすことだけが対策ではありません。いつもの道具が届いているか、使い方に無理がないかを見ることから始めます。

出血が繰り返す、腫れがある、痛みや口臭が気になる場合は相談してください。強い出血や体調の変化などがあるときは、歯ぐきだけの問題と自己判断せず、状況を伝えて受診先や時期を確認しましょう。

04永久歯がそろってきたら、歯みがきの確認はもう不要ですか?

永久歯が増えても、磨き方の見直しは必要です。奥歯の生え方や歯並びの変化によって、以前は届いていた毛先が届きにくくなることがあります。

中学生になる前後には、第二大臼歯などの生え方を確認したい時期があります。生え始めはほかの歯と高さが違い、奥まで歯ブラシが届きにくい場合があります。年齢だけで「もう全部生えた」と判断せず、今どの歯を注意して磨くかを教わりましょう。[1]

自分で磨く習慣があっても、歯と歯の間、いちばん奥、歯ぐきの境目などは見えにくい場所です。必要に応じてフロスなどの使い方を相談し、力まかせに通したり、痛みを我慢して続けたりしないようにします。手先の使いやすさや続けやすさも道具選びの条件です。

フッ化物配合歯みがき剤については、年齢に合う濃度や使い方を確認します。歯科で予防処置を受けても、毎日の清掃が不要になるわけではありません。家庭で使っている製品や困る場所を伝えると、具体的な相談ができます。[3]

05部活や塾で間食が増えるときは、何を見直せばよいですか?

食べる量だけでなく、時間帯と回数、飲み物を少しずつ飲み続ける習慣を確認します。成長や活動に必要な栄養・水分を無理に減らすのではなく、とり方を整理しましょう。

放課後に補食をとり、帰宅後に夕食をとること自体を責める必要はありません。いつ何を食べるかが決まらず、勉強中に長くつまみ続ける場合や、甘い飲み物を机に置いて頻繁に飲む場合には、お口が糖に触れる機会が増えます。本人の予定に合わせて、食べ終わりを区切る工夫を考えます。

運動中や暑い日の水分補給は重要です。むし歯が心配だからと、必要な水分・電解質補給を我慢しないでください。競技、気温、体調に合う補給を優先し、そのうえで運動以外の時間にも糖を含む飲み物を飲み続けていないかを見直します。

相談には「部活後に何を飲むか」「塾の前後にどう食べるか」など、実際の一日の流れを伝えると役立ちます。すべての飲食を禁止する説明では続きません。食事を楽しみながら、歯みがきの時間と飲食の区切りを作れる方法を考えましょう。むし歯の予防では糖のとり方と清掃を合わせて考えます。[4]

06矯正治療中なら、長期休みの受診だけで足りますか?

足りるとは限りません。矯正治療中の通院間隔は治療内容や状態によって決まるため、自己判断で次の長期休みまで延ばさず、担当医と調整してください。

装置を使う時間、清掃、定期的な調整や確認は治療の一部です。試験や大会が重なる場合は、予定が分かった時点で医院に相談します。「忙しいので休み中にまとめればよい」と考えると、必要な確認が空いてしまうことがあります。治療計画は生活と相談しながら進めましょう。[5]

装置が外れた、ワイヤーが当たる、取り外す装置が合わないといった場合も、次回まで我慢する前に連絡します。家庭で強く曲げたり、削ったりして調整しないでください。痛みの場所や、いつから変化したかを伝えると相談しやすくなります。

矯正を検討中の中高生は、矯正歯科の相談で、学校生活との両立についても確認できます。治療開始を急ぐより、目標、期間の見通し、清掃の負担、費用などを理解することが大切です。料金案内もご覧ください。

07部活で歯をぶつけた場合も、休みに入ってから受診すればよいですか?

いいえ。歯が欠けた、ぐらつく、位置が変わった、抜けたなどの外傷は、早めの連絡と受診が必要です。痛みが弱くても、予定の検診まで待たないでください。

頭や顔を強く打ち、意識や呼吸などに異常がある場合は、全身の安全確認を優先します。歯だけを見て判断せず、周囲の大人に伝えて医療機関へ相談してください。歯科に連絡する際は、けがの時刻、状況、歯の変化、ほかの症状を伝えます。

ぶつけた歯を自己判断で削る、ぐらつきを何度も確かめるなどの行為は避けます。取れた歯や破片の扱いは、永久歯か乳歯かによっても異なるため、速やかに歯科へ連絡して指示を受けてください。外傷後は、後から変化が出る場合もあるため、指示された経過観察も重要です。[6]

長期休みの受診では、過去にぶつけた歯で気になっていることも伝えられます。ただし、すでに変色や腫れ、痛みがある場合は休みを待つ理由にしないでください。予定を立てる予防受診と、変化が起きたときの受診を分けて考えます。

08長期休みの受診は、いつ予約すると計画を立てやすいですか?

部活や塾、旅行などの予定が見えた段階で相談すると、調整しやすくなります。治療が必要な場合もあるため、一度の受診ですべて終わると決めつけないことが大切です。

最初の診察で状態を確認し、その後に処置や再確認を行う場合があります。長期休みの最終日だけを候補にすると、新学期の予定と調整が必要になることもあります。受診できる曜日や時間帯の候補をいくつか考えておくと、相談が進めやすくなります。

予定を組む段階 確認すること
休みの予定が見えたら 健診票、気になる症状、受診候補日
予約するとき 症状の有無、矯正中か、通院できる日
診察を受けたら 次回の目的、時期、家庭で行うケア
新学期の前 決めたケアが普段の生活でも続けられるか

春・夏・冬のすべてに同じ内容の検査が必要というわけではありません。お口の状態に応じて決めた受診間隔が、長期休みと合わない場合もあります。季節を予定づくりのきっかけに使い、医学的に必要な確認時期を優先してください。

09休み中に整えた習慣は、新学期にどう続けますか?

学校がある日の起床・食事・帰宅時間に当てはめて、ケアの時間を決め直します。休み中にできた方法を、そのまま忙しい日にも求める必要はありません。

たとえば、休み中は夜に余裕があっても、新学期は塾から帰ると眠くなるかもしれません。寝る前の清掃を続けるために、道具を取り出しやすくする、帰宅後の流れを決めるなど、準備を減らす工夫を考えます。本人が現実にできる時間帯を選び、保護者の理想だけで予定を埋めないことが大切です。

また、学校へ持っていく飲み物、部活後の補食、試験期間のおやつなど、生活が変わるところを一つ確認しましょう。休みが終わる直前に全部を変えるより、普段の一日を想像して難しそうな点を相談すると、続け方を決めやすくなります。

次の受診までに確認したいことは、スマートフォンや手帳に短く残す方法もあります。「奥歯が磨きにくい」「フロスの使い方をもう一度聞く」など、本人の言葉で十分です。できたかどうかを家族が毎日採点するより、困ったときに相談できる形を作ることが、自分で管理する力につながります。

10中高生本人には、受診をどう説明するとよいですか?

本人が困っていることを先に聞き、何を確認したい受診なのかを共有します。保護者が一方的に注意する場にせず、自分で管理するための相談として位置づけましょう。

本人は、見た目、口臭、歯みがきの出血、装置の不便さなど、保護者とは違う点を気にしている場合があります。言い出しにくいこともあるため、診察で本人から話せる時間を作る方法もあります。過去の磨き残しを責めるより、これから楽に続ける方法を一緒に考えてください。

受診後には、注意点を一度に増やさず、最初に取り組むことを決めます。「夜の歯みがきで奥歯を確認する」「塾の飲み物を見直す」など、生活の場面に結びつく内容が分かりやすくなります。できなかった場合も、忙しさや使いにくさを次の診察で伝えて構いません。

瑞穂区で中高生のお口の健康が気になる方は、小児歯科へご相談ください。春休み・夏休み・冬休みを、自分のお口の状態とケアを見直す機会にしましょう。毎日の習慣と必要な受診を両立することが、忙しい時期の歯を守る助けになります。

当院の院長について

瑞穂みやざわ矯正歯科こども歯科 院長 宮澤平

瑞穂みやざわ矯正歯科こども歯科 院長

宮澤 平

歯学博士
日本矯正歯科学会 認定医

経歴

  • 愛知学院大学歯学部 卒業
  • 昭和医科大学 歯科矯正学講座 入局
  • 昭和医科大学 大学院 歯学研究科 歯学博士号 取得
  • 昭和医科大学 歯科矯正学講座 勤務・助教(歯科)
  • 日本矯正歯科学会 認定医 取得
  • 昭和医科大学 歯科矯正学講座 非常勤

所属学会

日本矯正歯科学会・日本小児歯科学会・日本顎変形症学会・日本口蓋裂学会・日本舌側矯正歯科学会

院長情報は医院公式サイトの掲載情報に基づきます。

参考文献・根拠資料

学会・公的機関の資料や学術論文を参照しています。本文の番号から対応する資料を確認できます。

  1. 日本小児歯科学会:こどもたちの口と歯の質問箱・中学生高校生
  2. 日本小児歯科学会:こどもたちの口と歯の質問箱・3歳ごろから就学前まで
  3. 4学会合同:フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年)
  4. WHO:Oral health(むし歯と予防)
  5. 日本矯正歯科学会:矯正歯科治療について
  6. 日本歯科医師会:歯の外傷

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