歯の外傷

歯の外傷とは、転倒やスポーツ中の衝突、交通事故などによって歯や周囲の組織に強い力が加わり、欠けたり折れたり、ぐらついたり、抜け落ちてしまったりする状態を指します。

特にお子さまは活発に動き回る時期に転倒などで歯をぶつけることが多く、早めの対応が歯を残せるかどうかを左右することもあります。

名古屋市瑞穂区桜山にある瑞穂みやざわ矯正歯科・こども歯科では、小児歯科の知識を持つ歯科医師が歯の外傷に対応しています。

当院の歯の外傷治療における特徴

時間との勝負を意識した迅速な対応

歯の外傷は時間との勝負になることがあります。

特に永久歯が抜けたり大きく動いたりした場合は、早期の処置によって歯を残せる可能性が高まります。

当院では、お子さまが歯をぶつけた際には、見た目に異常がなくてもまずご相談いただけるよう、できるだけ速やかな対応を心がけています。

歯が痛い、装置が外れた、お子さまが歯をぶつけたといったお困りの際には、まずお電話にてご連絡いただければ、診療状況に応じてできる限り早めに拝見できるよう努めています。

精密な検査機器による正確な診断

歯の外傷では、見た目だけでは判断できない歯根や歯槽骨の状態を確認することが重要です。

当院では歯科用CTやレントゲンといった設備を用いて、歯の根の状態や周囲の骨への影響を詳しく確認したうえで、適切な治療方針をご提案しています。

また、矯正治療で使用しているセファログラムや口腔内スキャナー(iTero)などの設備も活用しながら、外傷による噛み合わせへの影響が疑われる場合には、歯並びの経過も含めて長期的に見守ることができます。

歯の外傷とは何か

歯の外傷は、大きく分けて歯そのものが欠けたり折れたりする「破折」と、歯が本来の位置からずれたり抜け落ちたりする「脱臼・脱落」に分類されます。

破折は歯の表面だけの浅いものから、神経に達する深いものまで程度に幅があります。

脱臼は歯が押し込まれる、飛び出す、傾くといった状態を含み、脱落は歯が完全に歯ぐきから抜け落ちてしまった状態です。

歯の外傷は見た目の問題だけでなく、噛む機能や発音、将来の歯並びにも影響することがあります。

特に永久歯の場合は、適切な処置のタイミングを逃すと歯を残すことが難しくなる場合もあるため、軽く見えるケガであっても油断せずに確認することが大切です。

歯の外傷の原因

スポーツや事故による外傷

サッカーやバスケットボールなどの接触の多いスポーツ、自転車の転倒、交通事故などは、歯の外傷の代表的な原因です。

特に前歯は顔の中でも突出した位置にあるため、衝撃を受けやすい部位といえます。

日常生活でのリスク要因

お子さまの場合は、走っている最中の転倒や遊具からの落下、家庭内での転倒などによって歯をぶつけるケースが多く見られます。

歩き始めたばかりの時期や活発に動き回る時期は特に注意が必要です。

歯の外傷の症状

外見的な変化

歯が欠ける、折れる、変色する、歯の位置がずれるといった見た目の変化が代表的な症状です。

歯ぐきからの出血や腫れを伴うこともあります。

また、数週間後から歯が変色してくる場合があります。

痛みや不快感の種類

冷たいものや熱いものがしみる、噛んだときに痛む、歯がぐらついて違和感があるといった症状が現れることがあります。

神経にまで達する損傷では、時間が経ってから強い痛みが出る場合もあります。

歯の外傷の応急処置

状況 対応方法
歯が欠けた・折れた 清潔なガーゼやハンカチで出血を抑え、慌てずに歯科医院へご連絡ください。欠けた歯の破片が見つかれば、乾燥させないよう保管して持参すると治療の参考になります。
歯がぐらついている・位置がずれている 無理に元の位置に戻そうとせず、なるべく触れないようにしてできるだけ早く受診してください。
歯が完全に抜け落ちた 歯の根の部分には触れないようにし、乾燥させないよう牛乳や生理食塩水に浸すか、口の中に含んで保管してください。時間が経つほど元に戻せる可能性が下がるため、できるだけ早く歯科医院へお越しください。
出血がある 清潔なガーゼやタオルを軽く押し当てて止血しながら、落ち着いて歯科医院へご連絡ください。
見た目に異常がない場合 ぶつけた直後は問題がないように見えても、時間が経ってから変色や痛みが現れることがあります。念のため一度受診し、経過を確認することをおすすめします。

歯をぶつけた際は、上記のような初期対応を行いながら、できるだけ早く当院までご連絡ください。

受診のタイミングが早いほど、歯を残せる可能性が高まります。

歯の外傷の治療法

歯の破折や脱臼の治療

歯が欠けた場合は、欠けた部分の大きさや神経への影響に応じて、詰め物や被せ物での修復、神経の処置などを行います。

歯がずれている脱臼の場合は、正しい位置に戻したうえで固定する処置を行い、経過を見ながら歯の状態を確認していきます。

完全脱落時の対応

歯が完全に抜け落ちてしまった場合は、抜けてしまった歯の再植(元の位置に戻す処置)を試みることがあります。

再植の成功率は受傷から治療までの時間や歯の保管状態によって大きく左右されるため、できるだけ速やかに歯科医院を受診することが重要です。

年齢別の歯の外傷治療

小児の歯の外傷治療

乳歯の外傷では、永久歯の芽(歯胚)への影響を考慮した治療方針が必要になります。

乳歯が大きく損傷している場合は、無理に元の状態に戻すことよりも、永久歯への影響を最小限に抑えることを優先して判断することがあります。

成人の歯の外傷治療

永久歯の外傷では、神経の保存や歯根の状態を丁寧に確認しながら治療を進めます。

損傷の程度によっては、矯正治療や補綴治療との連携が必要になる場合もあり、長期的な視点での治療計画が求められます。

歯の外傷予防のポイント

スポーツ時の安全対策

コンタクトスポーツやコンタクトを伴う可能性のある運動を行う際には、マウスガードの使用が歯の外傷予防に役立ちます。

日常生活での注意点

小さなお子さまがいるご家庭では、家具の角にクッション材を取り付ける、床に物を置かないようにするなど、転倒時の衝撃を減らす工夫が予防につながります。

歩き始めの時期は特に目を離さないよう心がけることも大切です。

治療後の注意点と定期検診の重要性

歯の外傷は、処置が終わった後も歯根や歯の神経の状態が変化することがあるため、定期的な経過観察が欠かせません。

当院では18歳までのお子さまを対象に定期検診を行っており、外傷を受けた歯の変色や動揺の有無、噛み合わせへの影響などを継続的に確認しています。

噛み合わせや歯並びに変化が見られた場合は、その時点の状態に応じて必要な対応をご案内していますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

矯正歯科について詳しくはこちら 小児歯科について詳しくはこちら 予防プログラムについて詳しくはこちら

よくある質問

歯をぶつけたが見た目に異常がない場合も受診が必要ですか

見た目に大きな変化がなくても、歯の神経や歯根に影響が及んでいる場合があります。

時間が経ってから変色や痛みが現れることもあるため、歯をぶつけた際は一度受診し、経過を確認することをおすすめします。

抜け落ちた歯は元に戻せますか

受傷から治療までの時間や歯の保管状態によっては再植を試みられる場合があります。

乾燥させないよう牛乳などに浸して、できるだけ早く歯科医院へお越しいただくことが重要です。

乳歯の場合は永久歯への影響を考慮した対応となります。

治療後に痛みが続くことはありますか

処置の内容によっては、数日程度違和感や軽い痛みが残ることがあります。

強い痛みが続く場合や腫れが引かない場合は、神経の状態が変化している可能性もあるため、早めにご連絡ください。

スポーツをしている子どもに歯の外傷予防としてできることはありますか

コンタクトスポーツを行う場合は、マウスガードの使用が予防に役立ちます。

お気軽にお問い合わせください。

RESERVATION